週末の2泊3日で、夫婦ふたりでドラマの世界をリアルに歩く小さな旅へ出かけてみませんか。
共働きで忙しい毎日でも、子なし夫婦だからこそ叶う自由で柔軟な海外旅行があります。
特に人気ドラマのロケ地を巡る時間は、ふたりの思い出を深める特別な体験になります。
この記事では、ソウル、台北、バンコク、シンガポールの4都市を舞台に、ドラマの名シーンをたどる週末モデルコースをご紹介します。
移動手段や費用の目安、旅先グルメなどもあわせてご紹介しているので、初めての弾丸旅行でも安心してプランが立てられます。
旅の中で出会える風景や味わいが、ドラマの記憶をもっと鮮やかにしてくれるはずです。
ふたりだけの時間を、自分たちらしく丁寧に楽しむ旅へ…。
節約しつつも、ちょっとした贅沢を大切にする大人の海外ドラマロケ地旅行にトライしてみましょう!
子なし夫婦の海外ドラマロケ地旅行プラン前編:アジア近場2都市
- 韓国ソウル|『愛の不時着』ロケ地モデルコース
- 台湾台北|『想見你』ロケ地モデルコース
韓国ソウル|『愛の不時着』ロケ地モデルコース
週末の2泊3日で叶える、子なし夫婦の海外ドラマロケ地旅行。
その第一歩は、韓国ソウル。
大ヒットドラマ『愛の不時着』の世界を体感できるロケ地を巡る、モデルコースをご紹介します。
節約派でも満足できる内容に、夜だけちょっと贅沢な演出を加えた、夫婦ふたり旅にぴったりの旅程です。
『愛の不時着』ロケ地をめぐるモデルルートと見どころ
韓国ドラマ『愛の不時着』の感動がよみがえるソウル周辺のロケ地を、実際の週末旅行で巡れるようにモデルルートとしてまとめました。
短い滞在でも訪れやすい撮影地を中心に、作品の名場面をふたりでたどる特別な体験が叶います。
トゥクソム漢江公園(Ttukseom Hangang Park)
劇中でユン・セリが北朝鮮兵たちとボートに乗るシーンは、ソウル市内の漢江沿いにある汝矣島(ヨイド)漢江公園で撮影されました。
トゥクソム漢江公園も同様に漢江に面しており、ロケ地ではありませんが雰囲気を楽しめます。ソウル中心部から地下鉄でアクセス可能です。
スタジオキューブ(Studio Cube・外観のみ)
主要な屋内シーンが撮影された施設です。見学はできませんが、外観を訪れるだけでも作品の世界観に触れられます。
チャンドックン(昌徳宮)周辺
ヒョンビン演じるジョンヒョクがユン・セリを案内した歴史的エリア。実際にカメラに映ったロケーションのひとつです。
スイス村(ソウル郊外・京畿道南楊州)
ジョンヒョクが思い出を語るスイスのシーンは坡州(パジュ)市にある「壁画村」で撮影されました。
時間に余裕があれば半日かけて訪れるのもおすすめです。
これらのロケ地は、地下鉄や近郊列車を使えば短時間で移動可能です。
ガイドブックに載っていない撮影ポイントも多いため、ドラマファン同士で思い出を語りながらのんびり歩くのが楽しい旅になります。
韓国ソウルの移動手段・費用・絶品グルメ
『愛の不時着』のロケ地を巡るうえで押さえておきたい、ソウルの交通手段や旅費の目安、そして外せないグルメ情報をまとめました。
移動手段
ソウル市内の移動は、T-moneyカード(交通IC)と、地下鉄ルート検索アプリ(PapagoまたはNaver Map)があれば困りません。
- 仁川空港→ソウル駅:空港鉄道A’REX(所要約60分/約4,000ウォン)
- 市内移動:地下鉄+徒歩で主要観光地は30~45分圏内
- タクシー:配車アプリ「Kakao T」→利用で初乗り3,800ウォン程度、安心して利用可能です。
費用目安
今回は金曜夜〜日曜夜までの2泊3日を想定してみました。費用の目安は以下の通りです。
- 航空券(LCC往復):約25,000円/人
- ホテル(3つ星・2泊):約18,000円/2人
- 現地交通・入場料など:6,000円程度
合計:約49,000円/人(プチ贅沢含む)
絶品グルメ
現地ならではのローカルフードは旅の醍醐味。特に『愛の不時着』の撮影地近くには美味しいお店が点在しています。
- 明洞餃子(ミョンドンギョウジャ):名物はマンドゥ(蒸し餃子)とカルグクス(韓国式うどん)
- 広蔵市場:ユッケやチヂミが手軽に楽しめる屋台が充実
- ルーフトップバー「Rooftop Kloud」:南山タワーを一望できる夜景スポットでプチ贅沢を
▶モデルコースを地図で見る(ロケ地マップ付きガイド)
▶明洞餃子へのアクセスマップ(VisitKorea公式)
台湾台北|『想見你』ロケ地モデルコース
時間旅行と切ないラブストーリーが話題を呼んだ台湾ドラマ『想見你』。

日本では「時をかける愛」というタイトルで放送されています。
そんな作品の世界観を、子なし夫婦の週末2泊3日で味わえるように設計した、海外ドラマロケ地旅行のモデルコースをご紹介します。
台北はアクセスも良く、グルメも豊富で、初めての弾丸旅行にもぴったりです。
『想見你』ロケ地をたどる台北モデルルートと歩き方
タイムスリップと切ない恋の物語が胸を打つ台湾ドラマ『想見你』。実際のロケ地が多く使われており、ファンなら一度は訪れてみたいスポットが台北とその周辺に点在しています。
週末2泊3日の旅でも無理なく巡れる場所をピックアップしました。
淡水老街(タムスイ)
過去と現在が交差する重要なロケ地。劇中で登場人物たちが何度も訪れた場所で、夕暮れ時の川辺の風景が印象的。
MRTでアクセス可能です。
新竹市立高中(新竹高校)
劇中でヒロインが通う高校のモデルとなった場所です。台北から新幹線(高鐵)で約40分。
校舎外観は訪問可能ですが、内部見学は事前申請が必要です。
西門町エリア
主人公たちがデートしたスポットや、過去と現在が重なる印象的な街角シーンの撮影地です。ショッピングや食べ歩きも楽しめます。
中山駅周辺
- :カフェや公園、交差点などが複数登場。作品のファンが「ここ見たことある!」と思わず声をあげるようなシーンが随所にあります。
『想見你』の舞台はどこか懐かしく、それでいてリアルな街の空気感が魅力です。台北市内のMRTや高鐵を使えば、週末旅でも十分にロケ地巡りを満喫できます。
撮影地をひとつひとつ巡ることで、物語の情景がより鮮明によみがえるはずです。
台湾台北の移動手段・費用・夜市グルメ
ロケ地巡りを効率よく回るために、台北の交通手段や費用感、そして地元で愛される夜市グルメのおすすめをまとめました。
移動手段
台北の市内移動はとてもスムーズ。地下鉄(MRT)網が発達していて、観光にも便利です。
- 桃園空港→台北駅:MRT空港線(約40分/150元)
- 市内移動:MRTの1日乗車券(150元)でほとんどカバー可能
- バスや自転車シェア(YouBike)も活用すればロケ地巡りがはかどります。
費用目安
2泊3日で台北を満喫する場合の大まかな費用は以下の通りです。
- 航空券(LCC往復):約22,000円/人
- ホテル(3つ星・2泊):約16,000円/2人
- 現地交通・チケット代など:5,000円前後
合計:約45,000円/人が目安です。物価も比較的安く、気軽に楽しめます。
▶航空券検索はこちら(Expedia)
▶ホテルを探す(Booking.com)
夜市グルメ
『想見你』のロケ地近くには、台北名物の夜市が多数あります。B級グルメを夫婦で食べ歩くのも、この旅の醍醐味です。
- 寧夏夜市:胡椒餅、鶏排(フライドチキン)などローカル屋台が豊富
- 士林夜市:観光客にも人気で、ドリンクスタンドも多数
- 華西街夜市:ローカル感強めで、台湾スイーツを味わいたい方におすすめ
▶モデルコースを地図で見る(台北夜市マップ)
▶モデルコースを地図で見る(MICHELIN夜市ガイド)
子なし夫婦の海外ドラマロケ地旅行後編:アジア異文化2都市
- タイバンコク|『ハンガーゲームタイ版』ロケ地モデルコース
- シンガポール|『クレイジーリッチ!』ロケ地モデルコース
- 子なし夫婦海外ドラマロケ地旅行の節約&プチ贅沢テク
タイ・バンコク|『ハンガーゲームタイ版』ロケ地モデルコース
エッジの効いた世界観が話題となった『ハンガーゲームタイ版』。
その撮影地となったタイのバンコクは、都市の喧騒と歴史的建築が共存する魅力あふれる街。
子なし夫婦の海外ドラマロケ地旅行としても、異文化を手軽に味わえる絶好の週末2泊3日旅先です。
『ハンガーゲームタイ版』ロケ地を体感するバンコクモデルルート
緊張感あるストーリーと斬新な映像で注目を集めた『ハンガーゲームタイ版』。
タイらしい街の風景と現代的な建築物が融合したロケーションの数々は、実際に歩いてみることでより深く作品世界を感じられます。
バンコク市内を中心に、週末でも巡れる主なロケ地をご紹介します。
アジアティーク・ザ・リバーフロント
巨大観覧車や倉庫街の風景が印象的に使われたシーンのロケ地です。チャオプラヤー川沿いにあり、夕方からのナイトマーケットも楽しめます。
BTSサラデーン駅周辺
高架鉄道や歩道橋からの都市風景が象徴的な場面に登場。周辺はビジネス街と歓楽街が交差する、ドラマの緊迫感ある世界観にぴったりのエリアです。
ラチャダー鉄道市場(Ratchada Rot Fai Market)
エネルギッシュな市民生活と対照的な闘いの舞台として登場。カラフルな屋台群が印象的で、実際の夜の雰囲気は圧巻です。
7-Eleven前の通り(ナナ駅付近)
作品内で象徴的な追跡シーンが撮影されたのがこのエリア。日常と非日常が交錯する演出が印象的でした。
これらのスポットはBTSやMRTなどの公共交通機関を使えば、短時間で効率よく巡れます。ロケ地を意識して歩くだけで、映画の世界に自分たちが入り込んだような感覚が味わえます。
限られた時間でも濃密な体験ができるのが、バンコクロケ地旅の魅力です。
タイ・バンコクの移動手段・費用・屋台グルメ
『ハンガーゲームタイ版』のロケ地を効率よく巡るために、バンコクの交通手段や旅行予算、そして街角グルメの楽しみ方をご紹介します。
移動手段
バンコク市内は渋滞も多いですが、公共交通機関とアプリを駆使すれば快適に移動できます。
- スワンナプーム空港→市内:エアポートレールリンク(約30分/45バーツ)
- 市内移動:BTS(スカイトレイン)とMRT(地下鉄)で主な観光地を網羅
- 近距離移動にはGrabアプリの配車やトゥクトゥク体験もおすすめ
費用目安
2泊3日のバンコク滞在費の目安は以下の通りです。
- 航空券(LCC往復):約28,000円/人
- ホテル(3つ星・2泊):約12,000円/2人
- 現地交通・観光費:5,000円程度
合計:約43,000円/人。物価が安く、滞在費を抑えつつ充実した旅が可能です。
屋台グルメ
バンコクといえば屋台グルメ。ロケ地観光の合間に手軽に楽しめる本場の味を堪能しましょう。
・カオサン通り
カオサン通りには、パッタイ、グリーンカレー、フルーツスムージーなど、人気メニューの屋台が豊富にあります。
ただし、この通りは観光客向けなので、本格的なタイ料理を味わいたい場合は、地元の人に人気の屋台を探してみるのがおすすめです。
・チャトチャック・ウィークエンドマーケット:食べ歩きやショッピングを同時に楽しめるスポットです。
・ヤワラート通り(中華街):バミーナム(タイ風ラーメン)やタイ焼きそばなどが名物
▶モデルコースを地図で見る(バンコク屋台フードウォークガイド)
シンガポール|『クレイジーリッチ!』ロケ地モデルコース
アメリカ映画『クレイジーリッチ!』の舞台として一躍注目されたシンガポールは、近未来的な高層建築と多文化が融合した魅力的な都市。

「クレイジーリッチ!」はドラマ版が現在製作中です。
子なし夫婦の週末2泊3日旅行でも、そのゴージャスなロケ地をめぐりながら、異国情緒とグルメをたっぷり味わえます。
『クレイジーリッチ!』の華やかなロケ地を巡るシンガポール旅
ゴージャスなライフスタイルと恋愛模様が話題となった映画『クレイジーリッチ!』。
シンガポールの象徴的な建築や歴史ある名所が数多く登場し、実際にその舞台を訪れるだけで映画の世界観をリアルに体感できます。
週末の2泊3日でもしっかり満喫できる、代表的なロケ地をご紹介します。
マリーナベイ・サンズ
映画のクライマックスに登場したアイコニックな高級ホテルです。宿泊せずとも展望台やショッピングモールの散策で十分に楽しめます。
ニュートン・フードセンター
物語序盤の食事シーンに登場。ローカルグルメが一堂に会する人気ホーカーズで、賑やかな雰囲気とともに味わえます。
チャンギ空港 ジュエル
巨大滝のある複合施設で、映画の冒頭にも登場。観光の前後に立ち寄れるロケーションとしておすすめです。
ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ
ナイトシーンで登場した幻想的な光の演出が印象的。スーパーツリー・グローブの夜間ショーは必見です。
チャイムス(CHIJMES)
結婚式のシーンで使われた、歴史ある修道院跡の美しいホールです。夜はライトアップされ、写真映えするロマンチックな空間になります。
これらのロケ地はすべて市内中心部にあり、MRTや徒歩でアクセスが可能です。
非日常の豪華な空間を体感できるロケーションがそろっており、作品のファンでなくても十分に楽しめるモデルコースとなっています。
シンガポールの移動手段・費用・ホーカーズグルメ
映画のロケ地を効率よく巡るには、交通手段や費用の目安、そして地元グルメ「ホーカーズ」を事前に押さえておくのがコツです。
移動手段
シンガポールは公共交通が非常に発達しており、初めてでも安心して移動できます。
- チャンギ空港→市内:MRT東西線(約30分/2シンガポールドル程度)
- 市内移動:MRTと徒歩で主要スポットはすべてアクセス可能
- タクシーやGrabアプリを使えば、夜間の移動も快適です
費用目安
シンガポールは他のアジア都市に比べてやや物価は高めですが、週末旅なら十分手が届きます。
- 航空券(LCC往復):約32,000円/人
- ホテル(3つ星・2泊):約20,000円/2人
- 現地交通・入場料など:6,000円前後
合計:約50,000円/人で、ちょっとリッチな雰囲気を味わえる旅行が実現します。
▶航空券検索はこちら(Expedia)
▶ホテルを探す(Booking.com)
ホーカーズグルメ
『クレイジーリッチ!』にも登場した、シンガポール名物の屋台グルメ=ホーカーズ。手軽でおいしく、多国籍な味わいを楽しめます。
- ニュートン・フードセンター:映画でも使われた定番スポット。サテーやチリクラブがおすすめ
- ラオパサ:オフィス街にあるスタイリッシュな屋台村。深夜まで営業
- ティオンバル・マーケット:地元感あふれる落ち着いた雰囲気で朝ごはんにも最適
▶モデルコースを地図で見る(Iconic Hawker Centres of Singapore)
子なし夫婦海外ドラマロケ地旅行の節約&プチ贅沢テク
週末2泊3日で楽しむ海外ドラマロケ地旅行。限られた時間と予算の中でも満足度を高めたいところ。
そこで、共働き子なし夫婦に向けて、無理せずコスパ良く旅を満喫するための節約術と、心が豊かになるプチ贅沢のコツをご紹介します。
節約テク|削るところは削る!移動と宿の選び方
旅費全体の中で大きなウェイトを占める「航空券」と「宿泊費」は、賢く選ぶことで大きな差が生まれます。
- 航空券はLCCを活用し、金曜夜出発・日曜深夜帰国の便を狙う
- ホテルは中心地から1〜2駅外すだけで価格が半額近くになる
- 早朝チェックアウトでもOKな旅程なら「最終日は空港泊」も選択肢に
- 移動は現地の交通系ICカードや配車アプリでローカル価格に近づける
プチ贅沢テク|1日1スポット、心に残る「特別」を
節約旅でも、旅のハイライトに“非日常”を取り入れることで、思い出の質はぐんと上がります。
- ルーフトップバーや高層階のカフェで夜景を楽しむ
- 朝食だけはホテルでゆっくりとる「モーニング贅沢」
- 現地で話題のミシュラン1つ星屋台や名物カフェを1店だけ予約する
- 現地でSNS映えする場所を訪れ、旅の記録を夫婦で共有する
【まとめ】子なし夫婦が海外ドラマのロケ地を巡る旅行の魅力と実践ポイント
この記事のまとめです。
- 韓国ソウルでは『愛の不時着』の名所を効率よく巡れる
- 台湾台北は『想見你』のロケ地と夜市グルメの両立が魅力
- バンコクでは『ハンガーゲームタイ版』の撮影地と屋台文化を体感
- シンガポールでは『クレイジーリッチ!』の豪華ロケ地を週末で満喫可能
- すべての都市で交通ICカードや現地アプリを使えば移動がスムーズ
- 旅費は航空券+ホテル+交通費で約4〜5万円が目安
- LCC利用と3つ星ホテルの組み合わせでコスパよく旅できる
- 金曜夜出発・日曜夜帰国の弾丸日程で週末を有効活用
- 夜はルーフトップバーや夜景カフェで非日常感を演出
- 各地の名物グルメは屋台やホーカーズで手軽に楽しめる
- 1日1スポットのプチ贅沢が旅全体の満足度を上げてくれる
- 夫婦2人だからこそ自由に行動でき、趣味も深めやすい
- 交通費や宿泊費は時期・都市で変動するため早めの予約が得策
- 旅先のドラマ聖地を訪れることで、作品への愛着がより深まる
- 節約しつつも“映える旅”ができるのは子なし夫婦旅の特権
この記事、お役に立てたら嬉しいです。
ありがとうございました。
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